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「ミステリー」の十八番  平面加工とは


2024.10.11| お知らせゴルフ

「ミステリー」のアイアン、ウェッジに採用されている「平面加工」の特徴は、鍛造ヘッドのフェイス面をフライス盤により1000分の2mmの公差まで完全フラットに仕上げた最強平面フェイス加工です。

通常の鍛造ヘッドのフェイスは平に見えても僅かな歪みが有り、その歪みによってボールの打ち出し角や方向性に狂いが生じて来ますが、完全フラットな平面フェイスはその微妙な狂いを打ち消す魔法の威力が売りとなっています。

次の動画を見て頂くと解るように、フェイス面にレインボー光線が浮かび上がる程の鏡面仕上げで、そのフラット感は映像からも想像して頂けると思います。 この平面加工ヘッドにはホワイトクロムメッキを施したモデルもありますが、ノーメッキモデルの方が平面効果の威力はより大きくなります。

各メーカーもスピン性能を競う様にフェイスの処理には色々と工夫をされていますが、そもそもスピンとはボールとフェイスの摩擦抵抗によって生み出されます。 一般的にはスコアラインの溝でスピンをかけるものだと信じ切ってる方が大半だと思います。 しかし、決して溝の効果がスピン性能に対してゼロではありませんが、本来溝の主な役割はボールとフェイスの間に入った芝や泥を逃したり、雨天時の際には水捌けとして機能します。 新品クラブで溝が新しい内はフェイスにボールのささくれた跡が残ったりするので溝が全てだと思われがちですが、実はスピンに必要なボールの摩擦を増やすにはフェイス面とより多くの密着度が必要になります。 そこで完全フラットな平面フェイスが大きな役割となるのです。

ミステリー平面加工シリーズの現行モデルは、アイアンヘッドでは先に紹介した「MC12-MF」、「CV-MF」  ウェッジでは人気のあった「211MF」が廃盤となり、「212MFノーメッキ」、「212MFホワイトクロム」となっていますが、今後もこの平面加工仕様の新作も次々と登場して来るのではないかと思います。

ユーザーからの要望でソール形状にアレンジを加えた当店オリジナルバージョン

平面加工シリーズは通常版と比較すると高めなプライス設定にはなりますが、一度手にしたらそのスピン性能、安定した方向性、密着度による吸い付く打感で衝撃を受けられると思います。平面加工の新感覚を試したい方は是非ご相談下さい❗️